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COLUMN

コラム

ベンゾイン()


科名:エゴノキ科
香りの種類:ベースノート
香りの効能:抗感染作用、去痰作用、血行促進作用、精神安定
香りのイメージ:バニラに似た甘く濃厚な香り
相性が良い香り:サンダルウッド / イランイラン / 柑橘系 / 樹脂系

ラオス、タイ、スマトラを主な産地としたエゴノキ科の樹木。ベンゾインの仲間が日本にも数種、自生しています。樹皮に樹脂道があり、傷をつけるとより香りの樹脂がにじみ出てきて空気に触れると固まる習性がある。

古代では貴重な香料とされて主に儀式などに使用されたと言われており、日本では別名:安息香とも呼ばれています。

産地や種類によって精油の芳香成分の種類と含有量が異なりますが、気持ちがピリピリしたり、無意識にイライラしてしまうときなどに、クッキーや焼き菓子のような甘い香りのベンゾインはふんわりとした優しい感覚を呼び起こしてくれるでしょう。

一人で静かに過ごしたいときにはシダーウッドアトラスやラベンダーなどとブレンドして芳香浴として用いると良いでしょう。香りの種類としてはベースノートで残りやすいので、甘い香りが苦手な方は分量を加減して配合すると良いでしょう。

また、精油自体の粘度が高く瓶から出しにくいので、スポイトや竹串を使ったり、冬は固まってしまう可能性があるので、温かい場所で保管しておくことをおすすめします。
香りが強いので少量利用(30mlの基材に1~3滴)に留めるのが良いでしょう。
妊娠初期は使用を避けてください。