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トルコ語で「梨の王」を意味する言葉が語源である説や、イタリアの小都市「ベルガモ」で最初に栽培されたからとする説などさまざまな名前の由来を持つベルガモット。コロンブスがカナリア諸島で発見し、スペイン・イタリアに伝えたといわれています。
ベルガモットの主産地はイタリアで、樹高は約2~5mに成長するミカン科の常緑低木樹。長い緑の葉と白い花を持ち、果実はヘタの部分が突き出した洋ナシのような形をしています。果実は、緑色から熟すことで次第に黄色から橙色へ変化するのが特徴ですが、非常に苦味が強いため食用として利用されることはありません。
香水にも使用されることも多く、アールグレイの茶葉にはベルガモットのフレーバーがつけられています。
果実が緑色から熟す時期に収穫され果皮からは精油が作られ、収穫時期によって、成分の比率が変わるのが特徴です。
他の柑橘系の精油とは異なり、ラベンダー精油と同じ「リナロール」や「酢酸リナリル」が主成分のベルガモット精油は、鎮静作用があり精神的ストレスや精神疲労の改善効果が期待できるので、気分が落ち込み明るくなりたいときにはアロマディフューザーやアロマストーンに垂らすなどして、部屋に香りを漂わせる芳香浴をするといいでしょう。
寝付きが悪い日が続くときには、安眠作用があるベルガモット精油の香りを嗅ぐことで、疲れもほぐれ安眠しやすくなります。
ベルガモット精油は、どんな精油とも相性がよく使いやすい精油の一つ。
ラベンダーやゼラニウム精油と組み合わせると、フローラルな香りにすっきりとした爽やかさが重なって、より層が出来るでしょう。