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COLUMN

コラム

ジュニパーベリー()


科名:ヒノキ科
学名:Juniperus communis
和名:セイヨウネズ・トショウ
香りの種類:ミドル〜トップノート
香りのイメージ:爽やかな樹木系の香り・ほろ苦く甘い
香りの効能:心身ともに浄化をしてくれる・精神的な疲れやストレスを癒し、リフレッシュさせてくれる
相性の良い香り:サイプレス/ラベンダー/柑橘類

ジュニパーは、高さ10メートルを超える常緑の針葉樹で、そのほとんどは荒野や山中に生息しており、黄色い花を咲かせて3年の間に実は緑・青・黒と変化をしていきます。
この実はジュニパーベリーと呼ばれ、お酒の「ジン」やリキュールの香り付けに使用されていて、枝や葉は薫香やスモークとして使用されることも多いんです。
北半球に広く分布しており、原産地は断定されていませんが「人が利用した中でもっとも古い植物の一つ」とも称されるほど歴史の長い植物。
薬用としての歴史は古く、紀元前1550年頃のエジプトのパピルス文書にもいくつか書き残されています。

ジュニパーはウッディーで爽やかな香りで、その香りは精神の浄化作用を持つと考えられ、宗教儀式で焚かれていました。また西アジアでは、家に植えると魔除けになると言い伝えられてきました。
古代ギリシャの時代から、肉体を浄化する薬として使用されており、ペストなどの感染症が流行した中世で多用されたハーブの一つでもあります。
フランスの病院内でも病気の感染を防ぐ目的で、空気の浄化のためにジュニパーが使われていたことがあるそうです。
ジュニパーはネガティブな感情を押し流し、精神的な疲れやストレスを癒して心をリフレッシュさせてくれます。
スッキリした香りで、他のハーブとブレンドしてもよいでしょう。