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パチュリは東南アジア原産の高さ50cmから1mになる常緑多年草で、紫がかった白い花を咲かせます。
インドや中国の伝統医療で使われてきた植物でもあり、漢方の藿香(カッコウ)はパチュリの葉を乾燥させたものです。
精油はマレーシアでは虫刺され時の解毒剤として、インドでは衣服の防虫剤としても使われてきました。かつて高価なショールなどをインドからヨーロッパへ輸出するときに、乾燥させたパチュリの葉とともに包んで運んだともいわれています。
パチュリの香りは本物のインド産の織物かどうかを判断する基準のひとつにもなっていたようです。
パチュリの香りはエキゾチックでスモーキー、墨汁のような複雑で奥深く、好みがはっきりと分かれる個性的な香り。時間の経過とともに熟成されて質が高まっていくという大変珍しい精油でもあります。
そのため、嗅ぎ慣れてくると徐々に惹かれてすっかり虜になってしまう。そんな不思議なエッセンシャルオイルでもあります。
パチュリの香りの主成分である、パチョリアルコールには気持ちのバランスを整える働きがあり、土をイメージさせる香りでもあることから、ヨガなどでいうグラウディング効果(地に足をつけて安定させた状態)をもたらすといわれています。
さらに緊張や不安を和らげて、つい考えすぎてしまう気持ちに冷静さを取り戻し、安定させた状態に導いてくれる働きも。
使用上の注意点としては香りが濃厚なので、数滴で十分に楽しんで頂けます。